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20周年記念
 

                                                                                            

紅葉の季節を迎え気持ちの良い小春日和となった1114日、私たちシニア・アンサンブルは豊洲シビックセンターホールにて第5回定期演奏会を開催致しました。

今年はこの会が発足してから20周年の節目にあたり、指揮者の松本洋二先生をはじめ今までご尽力されてこられた会員の方々にとっても特別な定期演奏会です。

毎月2回の練習日に加えて、先月にはこの日のために湘南国際センターで強化合宿も行い練習を重ねて、いよいよ今日はその成果をお客様にお届けする本番の日です。

会場は、豊洲駅前の豊洲シビックセンターホール。駅近で立地条件は抜群、舞台は壁面がガラス張りになっていて開放パネルが開かれると開放感抜群です。本公演は14時開演でしたので日差しが強すぎるのでしょうか、開閉パネルは閉じられての演奏会になりましたが、きっと夜の演奏会では素晴しい夜景も楽しめるのでしょう、是非また足を運んでみたくなるような素敵なホールでした。

 
   

リハーサルを終えてそれぞれが開演に向けての準備をしていると、突然のご事情でフルート担当の森島さんが第一部の演奏に間に合わないとの連絡が!とてもとても重要なパートを担当されているので、一報を聞き控え室には大きな動揺が走りましたが、そこで発揮されるのがこのシニア・アンサンブルの底力とチームワークです。エレクトーン担当の斎藤 良さんが素早く楽譜にフルートパートを書き足して本番に備え、ヴァイオリンの賛助に入って下さった大竹 奏さんも「ソロパート、私も弾きますよ」と笑顔で対応されて、今できる最善を尽くそうという気持ちが一つになり、さあいよいよ開演の時間です。  


【指揮は森 士朗先生】

第一部のオープニングは明るく楽しい曲調の「ウイーンはウイーン」。森士朗先生の指揮でその後のプログラムもウイーンの名曲が続きます。「アンネンポルカ」「鍛冶屋のポルカ」「アイネクライネナハトムジーク」「軍隊」
「タンホイザー 巡礼」
。普段の練習とは全く違う緊張感の中、ホールの美しい響きと会場に溢れる優しい空気感に包まれて演奏会のプログラムは進み、第一部最後の曲は松本洋二先生の指揮で「メリー・ウイドウ」です。
背筋をピンとされた松本先生が颯爽と指揮を振り、御年95歳という紹介に客席からは感嘆の声が漏れ、演奏後は大きな拍手に包まれました。演奏の途中で客席からフルートの音色と共に登場する森島さん、空中からスーっと現れてソロパートを奏でる森島さん残念ながらそんなサプライズはありませんでしたが、温かい会場の空気に包まれて無事に第一部の演奏が終了しました。
 

控え室に戻ると、どこからか「森島さんが到着しましたー!!」の声!待ちに待った森島さんが駆け込んで来られました。あー、良かった!皆の顔に安堵の笑顔が溢れて第二部にむけて気持ちを整えます。


 【指揮は松本 洋二先生】

第二部は、松本先生の指揮で「エル・レリカリオ」「オレ・グアパ」「黒い瞳」「マンボ・マカレナ」
「ラ・クンパルシータ」「シャレード」「プレパレンセ」「リベルタンゴ」
というエネルギッシュなラテン音楽や懐かしい映画音楽を揃えたプログラムです。曲中には各楽器のソロ演奏も散りばめられており、それぞれの演奏者が今まで一生懸命に練習を重ねてこられた成果を発揮されていてとても素敵でした。アンコール曲は「風笛~あすかのテーマ」「追憶」。こちらもアンサンブルの演奏に乗せてオーボエの素晴しい音色とエレクトーンの哀愁漂うメロディが響きわたりました。演奏の終わりにはお客様の温かい拍手を頂き、ホール全体の優しい空気に包まれながら第5回定期演奏会の全てのプログラムを終了致しました。

 
 花束贈呈
 
受付係スタッフ
 
開演前のロビー
 
客席の観客
  
  【演奏風景】
     
     
     
 
 
 
司会の袰川さん
 

今回の演奏会では、司会の(いやがわ)さんをはじめ、多くの方々のサポートをいただきました。

共にこの演奏会を盛り上げて下さったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

今回の定期演奏会のレポートを仰せつかった筆者は9月に入会したての新人で、自身の楽器演奏は30数年ぶり、ましてや2ヶ月後に定演に参加させていただくことになるなんて信じられない気持ちで当日を迎えました。この2ヶ月、皆さんの練習に追いつこうと必死でしたが、まだまだ先は長くブランクは埋められません。でも会員の方々が温かく受け入れて下さりご指導いただいて、このような大きな経験を共有させていただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。今回のレポートでは演奏会の報告と私的な感情が入り交じり、まとまりのない文面になってしまっていることをお詫び致します。          

2019年11月20日
文責:古川 美和子
写真提供:菅 義夫

 【当日のプログラムより】
 
   
 
 
 
 
編集:鴨井次郎
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