大宮共立病院慰問演奏のリポート

                                         上澤恭子

梅雨入り直前の6月12日
私たちシニアアンサンブルは美しい緑に囲まれたさいたま市の大宮共立病院へ慰問演奏にお伺いしました。 
今回の演奏会はヤマハOB会員である阿部務さんのご紹介で行うことになったものです。
演奏会のタイトル『シニアはつらつコンサート』は演奏する側も患者さん達も同世代同志で
元気を分かち合う主旨の演奏会です。
阿部さんには事前の準備や楽器、機材のセッテイングや
ミキサーまでやって頂きました。
当日のお客様は入院中の患者さんとご家族、そして病院の職員の方々、約200名で人数が多いため
2回に分けての演奏会となりました。
患者さんは車椅子で看護士さんやご家族の付き添いで会場に集まって来ました。
かなり重い認知症の患者さんが多くて、果たしていい音楽会になるだろうか….と少し不安な気持ちもありましたが、
演奏会が進むにつれて私達の演奏に合わせて手拍子をしたり、童謡を大きな声で一緒に歌ったり大変盛り上がりました。
感動して涙ぐんでいる方もいらっしゃって、私たちも共に感激を味わうことが
出来ました。
演奏会の最後に患者さんの代表の方が「本日は大変素晴らしい音楽会でしたが、演奏して頂いた皆様の平均年齢が70歳と
お聞きし大変感動しました。
….とのご挨拶を頂きました。
帰りのエレベーターで看護士さんから「このような“プロ”の大きな楽団の演奏会は初めてです。」とのお言葉をお聴きし、
面映い感じですが、正直、嬉しかったです。
今後も色々なところで演奏し、喜びを分ち合いたいと思います。                         

 出演者名(18名 敬称略)
        
         指揮・編曲:松本  歌・司会:恒田  第一バイオリン:小泉・岩谷・所・新間  第二バイオリン:神山・上澤・高浦  ビオラ:石井  
        
          チエロ:赤木・外池  キーボード:笹森  エレクトーン:齋藤  フルート:森島  オーボエ:甘利  クラリネット:谷口  トランペット:鴨井

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