トップページへ戻る 
                                          
 ~練習再開~

623()13時より、ヤマハOB会 室内管弦楽団の練習を行いました。
14ヶ月ぶりの練習再開です。
昨年の緊急事態宣言以来、当団では、感染状況に鑑みて練習をストップしておりました。
その間も、リモート演奏で、『あすかのテーマ』『ひまわり』などの動画を作成したり、その時できることを工夫して活動を継続してきました。
とは言え、やはり、早くリアルでのアンサンブルを再開したいというのが、メンバーの気持ちだったのではないでしょうか。
この度、ワクチン接種という強い追い風を受け、ようやく練習再開が実現しました。
会場は、代々木公園の緑豊かな敷地の一角にある、国立オリンピック記念青少年総合センター。当日は、18人のメンバーが参加しました。
   

 

会場であるオリンピックセンターでは、新型コロナ対策をしっかり講じています。
敷地内に入場の際には、検温所を通り、体温をチェックします。
勿論、敷地内ではマスクを着用し、手指の消毒も必須です。

また練習する部屋は、定員を半分までに減らしての利用となっています。
私たちが当日利用した部屋は、本来ですと60名までが利用できる部屋です。
この部屋を贅沢に18人で利用致しました。天井が高く広々とした部屋で、充分にディスタンスをとった配置でセッティングをすることができます。
また、練習30分ごとに、窓やドアをあけて換気しました。
この部屋は建物の4階でしたので、風通りも良く、気持ち良く過ごすことができました。  

練習再開当日、時間になると練習室にメンバーの皆さんが次々と集まって来ました。
挨拶もそこそこに、皆さんすぐに会場のセッティングを始めます。
モクモクと作業を続ける皆様の様子を見ていると、まるで14ヶ月のブランクなどなかったかのように思えます。
お目にかかってしまえば、すぐに以前の雰囲気に戻ることができる
皆さんの様子に、心強さを感じました。これまでの活動で培ったつながりは、コロナなんかに負けないのです 

 
 
 
セッティングが終わり、いよいよ音出しです。
まずは、鴨井先生が音出しを見て下さいました。
ゆっくり音を伸ばしてスケールを演奏。
まず、お互いの響きを確認します。
次に、コラールを演奏して、ハーモニーを意識して音作りをいたします。
自宅で一人で演奏しているときには感じなかった緊張感を感じます。
色々な楽器の音を感じながら、その中に自分の音を響かせること。久しぶりの感覚です。
 

次に、指揮を向井先生にバトンタッチ。
バッハの組曲2番から、
『ポロネーズ』を。この曲は初めての合わせです。各パートの動きを確認しながらの練習。〈やっぱりバッハの曲は良いなぁ〉なんて感じるゆとりもなく、必死で演奏。これも久々の緊張感です。2曲目は、ブラームスの『ハンガリアン舞曲第5番』です。耳馴染みのある曲なので、何となく演奏できてしまうのですが…。指揮者の先生の耳はごまかせません。愛あるご指導で沢山の宿題を頂きました。

   
最後は生駒先生の指揮で、『シャルメール』Never gonna fall in love again』
『シャルメール』はマントバーニの有名な曲です。
生駒先生いわく、本場の音が聴こえるように工夫して編曲されたそうです。なんとなくそれらしい雰囲気は出ていたでしょうか。


Never gonna fall in love again』
は、世界歌謡際でエリックカルメンが歌った曲。もう恋なんかしない! という内容だそうですが、とても明るい曲調なので、演奏していて爽やかな気分になります。
   

13時〜16時まで、あっという間の3時間でした。
今回から新メンバーも加わり、これからの練習が楽しみです。

東京では、ジワジワと感染者が増えてきています。
オリンピックも控えて不安材料は尽きません。
けれども、それだけに今回練習ができたことは貴重な体験だったと思います。
一日も早く皆様と安心して安全に集まれる日が訪れることを願ってやみません

  2021年7月3日  
     文責:森島 文子
     編集:鴨井 次郎
トップページへ戻る