第１４回老年病センター慰問演奏の報告

                                  日　時：平成26年11月21日（金）PM２時～３時

                                  会　場：飯能老年病センター

雲一つない秋晴れの下、7か月ぶりに飯能老年病センターを訪れました。
  玄関先には、コンサートのポスターを貼り出されており、楽しみにしてくださっているのだな、と嬉しく拝見しました。
  そして、いつも気持ちよく受け入れてくださり、私たちにとって大切なコンサートとなっています。

さっそく、8Ｆ病棟ホールで会場準備。その後は、いつも楽しみな昼食です。豪華なお弁当を美味しくいただきました。

リハーサルは本番前30分ほど。すでに、患者様がお待ちくださっていました。
  そして、1曲演奏が終わると、「ブラボー！」と男性の患者様が。いっきに、場が和みました。

そして、いよいよ、本番です。老年病センターの主催者からのご挨拶でスタート。

   オープニング演奏は、笹森先生の指揮で、ヘンデルのアルチーナ。
   続いて、ソプラノ歌手岩見真佐子さんの歌。レモンイエローのステキなドレスで登場すると、会場がパッと華やかになりました。
  ステキな歌声と楽しいお話。
  すると、掛け声が･･･「ビューティフル　ガール！ビューティフル　ガール！！」と何度も。
  またしても先 ほどの男性の患者様からでした。

【特別出演：岩見真佐子さんの独唱】    ☆野ばら（シューベルト）    ☆マルタ（庭の千草）    ☆この道    ☆メリーウィドウ　ワルツ

                                             特別出演：岩見真佐子さん

次はシニアアンサンブルの演奏です。
ギロを手に、生駒先生の「ハッ！」という掛け声。(和田アキ子の♪あのころはっ、ハッ！♪みたいな･･･)
本番で初めて発せられたので、そう来ましたか！って感じで皆、気合が入り演奏開始。
ギロとは、ひょうたんをくり抜いて外側に刻みを入れた民族打楽器です。
その表面を棒でギ〰ギ〰こすりながら、リズミカルに動きまわる姿に、患者様もつられて手拍子され、
私たちも楽しく ノリノリ♪で演奏できました。
生駒先生指揮による、ラテン、タンゴの名曲をお楽しみいただきました。

ラテンは生駒さんの独壇場

ギロでノリノリ演奏

【ラテン・タンゴの名曲】   ☆Quien Sera   ☆Blue Tango   ☆Miami beach Rumb   ☆Ole’ Guapa

  最後のコーナーは、笹森先生指揮で恒田美晴さんの歌＆みんなで歌いましょうです。
  恒田さんの心のこもった歌声、そして、童謡などを聴かれてご家族が昔の事を思い出し感激されていたご様子に心打たれました。
  また、「色々なところから色々な声や音が聞こえてきて、夢を見ているようだ」とおっしゃっていた患者様もおられたそうです。
  私ひとりの力ではできなくても、みんなで力を合わせれば感動していただけるのだと実感しました。

司会と歌の恒田さん

指揮は笹森さん

【みんなで歌いましょう】     ☆あざみの歌     ☆里の秋     ☆紅葉     ☆赤とんぼ     ☆旅愁

婦長さんの挨拶

伊藤婦長の締めのお言葉で、1時間弱のコンサートは和やかなうちに       終了しました。       演奏会場に来られなかった患者様も全病棟でＴＶ生中継されましたので       お楽しみいただけたのではないでしょうか。

今回は、今までとは変わり、いつも指揮・編曲してくださっていた松本洋二先生が90歳を迎えられたのを機にフルート奏者に華麗に転身。   後継には、笹森敏明先生、生駒芳正先生がなられました。 お二人とも、ある時は指揮者、ある時は編曲者、ある時はピアニストと頼もしい 方たちです。 そして他にも先生とお呼びする方々がおられ、人材豊富な我がシニアアンサンブルです。

フルート奏者に転身の松本先生

退室するとき、車いすの女性患者様から「ありがとう、また来てください！」と力強いお言葉が。
心からのお声と感じ、「また、来ます！お風邪をひかないようにお元気で･･･」と笑顔でお別れしたのでした。

                      【出演者】

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